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ごまめ的”太腕”奮闘記・・・フラメンコ・リハとガス抜き

これは、フラメンコで使うカスタネット
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専門用語(笑)で、パリージョといいます。

昭和の小学校で習ったカスタネットはゴムが通してあるので音を鳴らすのは簡単ですが
パリージョは紐を通してあるだけなので、打ち鳴らすのにちょっとコツがいります。

フラメンコの教室では、最初は一本一本の指を使って、カン・カン・カン・・・とゆっくり音を鳴らして
コツをつかむと同時に親指以外の4本の指の力が均等につくように鍛えていきます。

マエストロは脳出血の後遺症で左手が痺れていて、ものを掴むことがうまくできないため
指を鍛えるリハビリをがんばっているのすが、
ふと思いついて、「まあ、気が向いたら鳴らしてみたら?」と病室にこのパリージョを置いて帰りました。

そしたら、マエストロ、結構練習したみたいで(笑)

最初はほとんど音が出なくて、カン・・・・・・カン・・・・・・・カ・・・・カン・・だったのが、

数日後には、カン・・・カン・・・カン・・・と、かなりリズミカルに音を鳴らせるようになっていたの!

リハビリの先生からも、これはとっても良い訓練になるとお墨付きを頂きました!!

やったね!!フラメンコ・リハ^m^

それにしても、私なんかちゃんと音が鳴らせるまでに随分時間がかかったのに、
こんなに上達が早いとは!やっぱり毎日やるってことが、大切なんですねえ。
私よりうまくなっちゃったら、どうしよう・・・(-_-;)



さて、そのフラメンコなんですけど・・・

実は私、1月から再び毎週金曜日のレッスンに通っています^_^; 早すぎる??

大切な伴侶がこんな状態なのに、なんて不謹慎な!! って感じですが、

マエストロ自身が絶対にやめないで続けて欲しいって言ってくれるので、

まあその方が彼の気もすむのでしょう・・・と、これは言い訳ですけどね(笑)

とりあえず退院するまでの数カ月、その後は多分しばらくは通えなくなるだろうから

もう仕事が忙しかろうが、どんなに疲れていようが、金曜の夜だけは病院に行くのはお休みして、
京都にある教室まで車を飛ばしています。
(フラメンコは京都に住んでいる時に始めて、先生も仲間も大好きなのでそのまま通っています)

レッスンの時だけは、私、本当に楽しい。

楽しいというか、無心でいられるというか・・・

あまりに呑みこみが悪いので他の事を考えてる余裕がないってのがホントのところですが(笑)


不思議なことに、楽しいレッスンを終えてひとりで帰る車の中で

いつも唐突に涙がこぼれてきます。

それはもう、ボロボロボロボロと、後から後から大粒の涙が・・・

でも悲しいんじゃないの。

多分、身体を動かして気持ちがすっきりしたところで、
一週間オリのように溜まった疲れだとか、不安だとか、いろいろなものが、
涙になって”排出”されてるんだろうなあ・・・

そう思うから、しばらく涙は流れるがままにしておきます。
どのみち、信号ふたつ分くらいでとまっちゃって(笑)
あとは本当にすっきりした気分で、軽快に車を走らせて帰ってくるのです。

心のデトックスだな、って思っています。

このブログを読んで下さっている方にも、

病気のご家族を看病されている方がいらっしゃるかもしれません。

病気している当人の苦しみ、哀しみにははるかに及ばないけど、

看病している家族にも、ガス抜きは大切ですよね!



ってことにしておいてください~^_^;

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by futari-to-nihiki | 2015-04-18 23:19 | 家族の病気


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